「Coron+(コロンプラス)」は32bitのARMのCORETEX-M3マイコンボードです。 一つのボードにロボット作りに必要な機能(モータ制御、センサー取得、音声再生、データ通信・記録・・・etc)が 全て詰まっています!2015年9月11日発売!
旧CoronとCoron+の違い
「Coron+」は「Coron」の後継マイコンボードです。Coronからの主な変更点は次の通りです。ハードウェアの変更点
(1) Mini USB→Micro USBに変更 (2) DC MotorDriverをMPC17531A→LV8406Tに変更 (3) 基板サイズ変更(バインドM2ねじが入りやすくなるよう改良されたが、ねじ穴の位置は変更なし。) (4) ピン配置変更(2.54mmピッチユニバーサル基盤対応となった)開発環境の変更
旧Coron → すべての開発環境に対応 Coron+ → IDE3以降の開発環境に対応 ※旧Coronで開発環境IDE3.0以上を使用する場合は、Eclipse画面でプロジェクトを開き、inc > coron_conf.h内にある「#define _CORON_PLUS」 の直前に 「//」を付けてコメント化することで、従来のCoronでIDE3以上が使用可能となります。 ↓ // #define _CORON_PLUS ※Coron+でIDE3.0以上を使用する場合は、上記の処理は不要です。開発環境「IDE3」の修正点
- インストーラ不要になった。Cドライブでなくても可になった(ただしドライブ直下に解凍すること)
- EclipseをGanymedeからHeliosに変更
- コンパイラをSourcery CodeBench GCC4.4.1からGNU Tools for ARM Embedded Processors GCC4.8.3に変更
- STのライブラリ(STSW-STM32054)を更新
- 音声再生しながらDCモータやRCサーボが動くようになった
- 音楽を途中で停止できるようにした
- 浮動小数点(float, double等)が使えるようになった(ソフトエミュレート)
- printfやsprintfが使用可能になった
- Coron+のモータドライバの変更に伴う修正
- コメント文の誤字修正
そのほかの修正点(Coron+から適用されたDFUの修正)
- プログラムを書き込んだ後、USBの抜き差しをせずにTeraTermなどのターミナルソフトを使用できるようになった。
- プログラムの書き込み時、USBの抜き差しをせずにDFUモードに移行できるようになった。
Coron+の特徴
特徴1 :小型高性能
小型
- 奥行58[mm]x幅48.5[mm]x高さ26[mm](スイッチの高さ含む)
- 重さ:約24g
高速
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ARM Cortex-M3(STM32 72MHz)を使用 。このサイズで高速。
特徴2 :豊富なインタフェース
モータ駆動機能
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ラジコンサーボを最大16個接続可能。
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DCブラシ付モータを最大2個接続可能。
センサ接続機能
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アナログのセンサ(距離センサ等)を最大6個接続可能。
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センサ用電源端子有り。
音声機能
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オーディオアンプ搭載で直接スピーカを接続可能。
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パソコンでmicroSDカードに音声を保存し(wavファイル)、再生可能。
データロガー機能
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micoroSDに最大2GBのデータを保存可能。
無線機能
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XBee対応接続コネクタ有り。ZigBee(別途購入)で無線通信が可能。
-
他無線モジュールにも対応予定。
USB接続機能
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microUSB接続コネクタ搭載。パソコンと接続可能。
テスト用機能
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LED(x3)、スイッチ(x1)を用意。
特徴3 :簡単すぐ使える
プログラム開発環境
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フリーの開発環境(Eclipse+GCC)付き
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周辺機能を使用するための豊富なライブラリ及びサンプルが付属
-
USBケーブル接続でのプログラム書き込みが可能。
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別売のJTAG変換ボードで、ICEを使った本格的なデバッグも可能。
ハンダ付け不要
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マイコンボードはハンダ付け不要ですぐに使用可能。
特徴4 :低価格
定価10,080円(税込)特徴5 :オプションパーツ
購入後、半田付不要でコネクタにさすだけですぐに使えるオプションパーツを揃えています。 スターターセット↓ ※Coronのオプションパーツについては従来のCoronでもCoron+でも変更はありません。同じものをご使用になれます。付属サンプルプログラム
付属のカードに記載されておりますURLにて、ダウンロードいただいたフォルダの中に、Coronのサンプルプログラムが 用意されていますので、豊富な機能をすぐに試すことができます。プロジェクト名 | 主な機能 | 内容 |
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Ex00_LED_SW | LED,スイッチ | Coronボード上のLEDの点灯と プッシュスイッチによるLED点滅 |
Ex01_RC_SERVO | RCサーボ | RC1-0に接続されたRCサーボモータ の角度制御(時間制御の無/有) |
Ex02_DC_PWM | DCモータ | MOT1に接続されたDCモータの 速度制御(PWM制御による加減速) |
Ex03_SD_WAV | SDカード、スピーカ | microSDカード内に保存した WAVファイルの再生 |
Ex04_USB_COM | USB | USB CDCクラス(仮想COMポート)を 使用してパソコンと通信 |
Ex05_AD_GET | USB, ADコンバータ | Coronボードに接続されたセンサを AD変換してパソコンに出力 |
Ex06_UART_IO | シリアル送受信 | CN-UART(もしくはXBee)から シリアルデータの送受信 |
Ex07_LCD_CHAR | 拡張I/O | CN-IOに接続されたキャラクタ 表示LCDに文字を出力する |
Ex08_LOG_TXT | SDカード、ADコンバータ | タイマ割り込みでAD変換して、 microSDカードにTXTファイルでログ保存 |
Ex09_PWM_WAV※ | SDカード、スピーカ、DCモータ | 音楽再生しながらDCモータを駆動 (EX03_SD_WAVとEX02_DC_PWMの融合) |
Ex_ALL | Coron専用ライブラリの全て | Coron専用ライブラリが全てinclude されている。自作プログラミング用ひな型 |
Coron+の主な仕様
ハードウェア仕様
項 目 | 内 容 | 備 考 |
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商品名 | Coron+ (コロンプラス) |
|
CPU | STM32F103RET6 | STマイクロ社製 ARM Cortex-M3 STM32 CoronはSTM32の日本国内製評価ボードでもあります |
クロック | 72MHz | |
RCサーボ用PWM出力 | 16ch | 全チャンネル合計2A程度 |
DCモータードライブ | 2ch | 1ch当たり 定格0.7A 瞬時1.4A |
ADポート | 6ch | 分解能:12bit(0~4095) センサ用3.3V電源端子有り |
GPIO | 8ch | |
MicroSDカードスロット | 1ch | 開発環境IDE3で最大2GB、IDE4で最大32GBのデータを保存可能 |
無線モジュール接続コネクタ | 1ch | XBee対応接続コネクタ有り 他無線モジュールにも対応予定 |
オーディオアンプ | LED(x3) スイッチ(x1) | スピーカを接続可能 パソコンでmicroSDカードに音声を保存し(wavファイル)、 Coron+で再生可能 |
寸法 | 奥行58mm x幅48.5mm x高さ26mm |
ソフトウェア
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フリーの開発環境(Eclipse+GCC)付き
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周辺機能を使用するための豊富なライブラリ及びサンプルが付属
-
USBケーブル接続でのプログラム書き込みが可能。
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別売のJTAG変換ボードで、ICEを使った本格的なデバッグも可能。
付属品
- マイコンボードCoron+本体
- USBケーブル(Aオス-microBオス)
- カード(下記の開発環境等のダウンロードURLが記載されたカードです)
- Coron IDE3.zip(開発環境) – Coron サンプルプログラム – DFU ファームHex ファイル
- datasheet.zip (CPUのハードウェアマニュアル)
- manual_plus.zip(PDF マニュアル) – Coron_plus セットアップマニュアル – Coron_plus ボードマニュアル – Coron・Coron_plus共通 ソフトウェアライブラリ – Coron_plus JTAGマニュアル – 従来のCoron(無印)とCoronプラスの対応表 – 回路図
推奨動作環境
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推奨PC 動作環境
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OS: Windows 7, 8.1, 10
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CPU: Intel Pentium プロセッサ1GHz 以上
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HDD 空き容量:Cドライブ 800MB 以上
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メモリ:512MB 以上
電源
電源は以下の3系統のコネクタから供給が可能で、用途によって使い分けることが可能。
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USBバスパワー 長所:PCにUSB接続すれば使える 短所:パワー不足のため、モータの接続不可。
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ACアダプタ(別売:5V~9V) 長所:充電しなくても使える。 短所:ある程度モータを駆動することが出来るが、瞬時的なパワーが不足する。
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バッテリー(別売:4.8V~9V) 長所:モータも駆動するのに適している。 短所:充電が必要。
ご購入
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